2014年にひどい腰痛で、一時的な激痛を経験したその後は約6年間、時々痛いけれど…後を引く様な痛みも無く病院に行く事は一切ありませんでした。
それでも冬の季節になると夏の暖かい季節よりは腰の調子が悪い日があって、要因の1つに運動不足や血行不良なども思い当たります。
調子が比較的良かったのですが2018年の冬に転職し、その仕事は仕事中に座る事が一切無く…
就労中は完全立ち仕事・平均10〜20kgを足元から自分の背丈まで持ち上げる様な業務内容が伴う鮮魚関係の仕事でした
休憩を間に挟むも、確実に腰への負担は募っていたのでしょうか
転職2年目も近づいた秋には、ついに腰痛を再発。
2014年〜2021年にかけてタイムラインも交えつつ、まとめたいと思います。
【転職】腰への負担を第一には考えた事は無かった
自分が思うよりも腰は強くない事を実感してから、仕事として重い物ばかり持つ配送や、介助を伴う介護職などは難しいのでは…と思い就職したのが鮮魚関係の仕事でした。
急性腰痛症から数年後…就職したけれど
2014年の冬に腰を痛めた後は、時々痛むことはあっても比較的調子良く過ごしていました
2020年に悪化し、また歩き辛くなるまでは
- 2014年12月急性腰痛発症 整形外科A病院受診
レントゲン撮影・コルセット・痛み止め・湿布・神経ブロック注射2回
その後通院歴なし
- 2018年12月転職
- 2019年
通院なし
- 2020年10月腰痛再発の為 整形外科A病院再診
レントゲン・痛み止め・湿布処方
- 11月悪化の為再診
ブロック注射
- 同月近所の整骨院に通院
定期的に通う
- 12月
繁忙期の為通院出来ず
- 2021年5月腰痛再発 整形外科B病院受診 腰椎椎間板ヘルニアと診断
初MRI・痛み止め・湿布・リハビリ治療開始
- 9月退社
- 11月6月〜11月まで整形外科B病院
月に3回ペースでリハビリ通院 徐々に回復傾向
- 同月事故に遭う
腰椎椎間板ヘルニアがさらに悪化
その仕事、意外と重労働…
求人広告にも重労働!なんて書いてありません。誰にでもできる!簡単お仕事!の様な求人広告です。
業務内容は鮮魚の加工がメインで、基本的には下半身はほとんど動かさず、上半身のみでの作業が多く、鮮魚を扱う為、オールシーズン冷房が入り室温は体感でとても寒いです
全く下半身を動かさずに、作業をしていると私に限らず同僚も皆、腰から下の感覚が無くなるよね…と話す程です。
長靴の中にカイロを貼ったり、靴下をなるべく暖かいものを重ねても正直あまり…
効率を求められるので下半身に気を配っている暇も有りませんでした
その一方で届いた魚を移動したり、加工する工程での移動や冷蔵庫・冷凍庫への搬入で平均して約10〜20kgを上げ下げします。
1〜2歳の子供が平均10kg、子供は抱っこし易いですが氷がたくさん入っている発泡スチロールやフードテナー・水産現場で使われるコンテナは大きく持ちにくい
それでも2年近く経つまでは、足腰に痛みなど無いので椎間板ヘルニアを患っている先輩や腰が痛い同僚をサポートしたり、自ら重いものを率先的に運ぶ事は少なくありませんでした…
そして職場の中で腰を痛めている人が非常に多くいました。職業病です
- 寒い中での作業
- 足場は常に濡れているので転ける事も多々
- 就労中は立ったままの仕事(椅子がそもそも無いよ!)
- 上半身だけ動かし下半身を動かす事が無い作業
- 平均して10〜20kg上げ下げがある
言えなかった本当の理由
毎日、毎日新鮮な魚を扱う仕事をしていたある日、新人さんが入社してきました。
後にも先にもきっとなかなか見ないだろうな!!って程の美人です。
安い賃金で一生懸命に働く自分が低燃費のどこにでも走っている様な大衆車なら、その新人は手の届かない高級外車です。
とんでもなく美人で全てのパーツが綺麗(スタイルも!)
あんなに美人だと、“高嶺の花”
職場に流れる空気が色めき立ちました
そんな彼女を前に良い格好をしようとし、鰆(サワラ)が入った持ち難いケースを1人で2つ合計14kg〜16kg下から上に持ち上げて……
これが腰痛が再発した理由だと思いますコンテナケース自体が大きい為、誰もが1つづつしか運びません。
まさか格好付けて…腰を痛めた!なんて上司にも、お医者さんにも言えない…
衣替えをしていて腰を痛めました…
調子が良かったのに、またあの痛みが徐々に…
“いつもしない事を何かした?”と問われれば、前記の通常1つしか運ばないコンテナを2つ重ねて運んだ
それ以外になく、格好つけた手前誰にも言えるはずもなく…
突然腰を痛めたって何したの?
衣替えの時に衣装ケースの移動で痛めたんですかね?!?!?
そう応えて、その場を凌ぎました…
- 10月27日(火)牽引に通う
- 10月31日(土)同上
- 11月4日(水)牽引に通う
- 11月10日(火)就業後の整形外科が間に合わないので近所の整骨院を受診
- 11月14日(土)整骨院に通う
ホットパック、超音波治療、マッサージ
(施術時間トータル15分〜30分程) - 11月17日(火)同上
- 11月19日(木)同上
- 11月24日(火)同上
- 11月26日(木)同上
- 11月28日(土)牽引と内服薬を処方して貰う
ロキソプロフェンNa錠
エチゾラム錠
レパミピド錠
アドフィードパップ40mg
12月は繁忙期に入って、近所の整骨院すら通えない
年が変わって、病院も変わって
2020年は、またあの耐え難い激痛に悩まされはしたものの…何とか我慢出来る違和感や不調はそのまま2021年になりました。5月になって丁度、初夏の訪れを前に衣替えをする事に
今度は本当に衣替えで腰を痛めました
収納の少ない家なので、シーズンごとに総入れ替えをします。夏にはダウンもセーターは要らないし、置いておけるスペースがありません
毎年、毎シーズンの事ですが…それなりの重さと持ちにくさから、衣替えをした1週間後くらいには腰が痛み始めます。
私の場合は痛みが出るまでのタイムラグがある為、約1週間ほど遡って“何か普段しない事をした”かを思い出します
この時も例外ではなく徐々に痛みが出てきました。
昨年(2020年)は整形外科A病院に牽引治療に行っても整骨院に行っても、何かしらの効果を実感出来たかというと…気持ち的な部分でしか実感が得られず
前々から、この重い物を持てば痛くなる足腰や体質を、どうにかしたくて紹介されたのが今の整形外科B病院でした
まずレントゲンを撮って、やはりヘルニアが疑われるとの事だったので直ぐMRIを撮って貰える事に
初めてのMRIで、どんな撮影が行われるのかも分からず1回目のMRIはさほど緊張しませんでした
目と鼻の先に機械が来る圧迫感が忘れられず2回目からのMRIはグッとハードルが上がってしまいます。後日MRIについて撮影が苦手と思った事をまとめたいと思います
はじめてのMRIでの異変箇所の特定
7年もの間、繰り返し繰り返し歩けなくなる様な痛みや下肢の感覚異変に悩まされ、その場凌ぎの痛み止めや注射を使うも
根本的な原因の特定も出来ずに過ごしてきたので…腰椎に異変が認められ医師から診断を受けた時は…痛みと向き合う為の糸口がやっと見つかって安堵しました。
先生から言われた言葉にも色々と考えさせられる事もあり…正直早く、今の整形外科B病院を受診していれば良かった!と少し後悔します。
- 1年2年の状態では無いですよ少なくても5〜10年になる状態のものです
- 以前腰を痛めた事があるでしょう?その時に適切な処置や治療をしなかった為に、負担が掛かってしまった箇所が有ります
カスタネットの糸が切れた状態で鳴らし続けていたとイメージしてみて下さい - 今のあなたの体型や腰の状態でその仕事は、スポーツ選手が100kgのウェイトリフティングをしているくらいの負荷が腰にかかると考えて
- 飛び出した椎間板を手術する事で痛みを取る事も有ります、手術しないで済む様に真面目にリハビリを頑張ってみるのも1つの選択です
医師の説明と話は全てが衝撃的でした。ウェイトリフティングの負荷の話も私の知識がない故に、どう受け取って良いものか…
もし私の周りでもが同じ様に数年に渡り、腰を痛める事を繰り返していたらMRI設備が整った整形外科を早めに受診する選択肢をすすめよう!と思いました
最初の受診から医師より勧められた、理学療法士によるリハビリ実施計画を開始し今現在も継続し、月に平均3〜4回ペースで関節可動域・制限を月初めに調べ適切にリハビリに励んでいます
おわりに
長くなってしまいましたが…これが7年間の腰を痛めてから“あなたは腰椎椎間板ヘルニアです”と診断されるまでの経緯です
仕事が仕事なので、重いものを持たずに仕事は出来ません。連日、仕事からの帰り道痛みが強く足腰に力が入らず立ち止まり…仕事を続けるのは厳しいと昨年の9月に退職を選択しました
手術か仕事か
職場の上司や経営サイドからは、しんどいなら早めに切っちゃいなよと手術を受ける様に勧められます。私の手術せずにという選択はあまり尊重されません
手術のリスクを十分理解して受けるのと、闇雲に勧められる意見に流されて手術する事は手術を受けるにしても精神的リスクが大いに違います
大事にしたいものは最終的に何かを考えたら、やはりこれからの人生における自分自身の健康でした。
なるべくなら手術をしたくない、それは今も変わりません。
今回は診断を受けるまで、受けてからの経緯をまとめましたが順調にリハビリを続けていた年末に、事故にあってしまい…その前後を実際のMRI画像も交えて記事に出来たらと思います
八月(八月Twitter)
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